ミュージアム・ビジョン
明治学院歴史資料館は広報室、広報史料室、図書館図書課史料室の後を受け継ぎ、1998年に創設されました。
明治学院では、2020年11月に明治学院歴史資料館「ミュージアム・ビジョン」を策定しました。その目的は、学院の歴史に関わる教育研究活動を推進し、本学院の歴史資料を探求する事による多くの方と「知の楽しみを分かち合う」博物館文化を創造することです。
学生・生徒、研究者、同窓生など多くの方との多面的な共創により、当館の事業を推進しています。
ミュージアムビジョン
- 資料の収集と管理
- デジタルアーカイブズによる目録の公開
- 資料の常設展示および企画展示の実施
- 資料による教育・研究の推進
- 資料に関する情報の提供
- ユニバーサル・ミュージアムへの取り組み
- 展示、Webサイト、講演会、イベントなどをとおした情報発信活動
明治学院記念館について
「明治学院記念館」は「神学部校舎兼図書館」として1890(明治23)年に完成しました。 設計は明治学院教授のアメリカ人宣教師H.M.ランディスと推測されています。1964~66年にかけて国道拡幅に伴い、現在地に曳家されました。1979年には「港区指定有形文化財」に指定され、2002年に東京都「特に景観上重要な歴史的建造物等」の指定を受けました。 島崎藤村は自伝的小説「櫻の實の熟する時」に「新しく構内に出來た赤煉瓦の建物は、一部は神學部の教室で、一部は學校の圖書館に成って居た」と描いています。歴史資料館展示室について
歴史資料館展示室は「明治学院記念館」という文化財の一室にあります。文化財の中にある展示室ということが弊館の一番の特徴です。明治期に建てられた建物の雰囲気も味わっていただけたら幸いです。
展示室内は以下のようなゾーンに分かれています。
常設展示エリア
「明治学院の誕生」について、パネルと関連資料を用いて、J.C.ヘボン、S.R.ブラウン、井深梶之助ら明治学院に関係する人物のことを紹介しています。企画展示エリア
研究員と学芸員が協力して、企画・展示を行ないます。明治学院白金キャンパス・ジオラマ展示エリア
1890年、1950年、1985年、2008年と4台のジオラマで白金キャンパスの変遷を紹介しています。1890年のジオラマは島崎藤村が在学した当時のキャンパス風景を映し出しています。
それぞれの建物の移り変わり、キャンパス全体の雰囲気の移り変わりなどが見所です。
記念館、インブリー館は1890年のキャンパスから変わらずに建ち続けています。
1950年のキャンパス・ジオラマに現れるチャペルは1916年に完成しました。
この3棟は完成から100年以上の歴史をもっており、「歴史的建造物3棟」と呼ばれて、親しまれています。モニターコーナー
モニターにより歴史資料館Webサイトや、歴史的建造物紹介動画等を視聴することができます。
歴史資料館展示室のご利用について
展示室はどなたでもご覧になることができます。事前の予約も不要です。出入口に段差があるため、介助が必要な場合に備えて簡易スロープを用意しております。ご利用される方は、ご来室前に歴史資料館(電話:03-5421-5170)へご連絡ください。弊館職員が対応いたします。- ※駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。
- 場所:
- 明治学院記念館1階
- 展示室開室時間:
- 月曜日から金曜日 9:00~16:00
土曜日・日曜日・国民の祝日・学院の定める休日は休室となります。
詳しくは開室カレンダーをご覧ください。
あわせて、「明治学院歴史資料館展示室に来室される皆様へ」をご一読ください。