明治学院歴史資料館展示室では企画展示「書いて、書いて、また書いて 沖野岩三郎が伝えた資料たち」を開催しています。
沖野岩三郎(1876-1956)は作家、牧師として知られます。1907(明治40)年に明治学院神学部を卒業し、その後も学院との関係を大切にし続けた人物です。1952(昭和27)年、沖野は自身の蔵書や原稿類を学院図書館に寄贈し、後年原稿類が歴史資料館に移管されました。本展示では、沖野より受贈し守り継いできた原稿たちを展示し、独特の筆跡や原稿用紙の使い方といった直筆資料ならではの魅力をご紹介いたします。自らを「文筆労働者」と称し、日々ひたむきに原稿用紙に向かい、幅広い分野の著作を残した沖野岩三郎。力のこもった原稿たちをぜひご覧ください。
【沖野岩三郎手稿コレクション公開】
歴史資料館のデジタルアーカイブズ上で、当館が所蔵する沖野岩三郎直筆の原稿や書簡、短冊等を「沖野岩三郎手稿コレクション」として登録し、書誌情報とカラー画像を公開する運びとなりました。どなたでも自由にご覧いただけますので、ぜひご活用ください。
〈展示のB面:うら話〉
先日、第二期の展示替えを行いました。当館では2か月に一度原物資料を替えることで、資料を良好な状態で保つ取り組みを行っています。展示ケースによっては、ケース内の資料を全て入れ替え、第一期とは全く異なる新しい展示内容となっています。
<展示ケースの資料を入れ替える様子>
第二期に引き続き、第三期も展示替えを行う予定ですので、一度ご来館された方も再度足を運んで頂ければ幸いです。
◆展示情報
「書いて、書いて、また書いて 沖野岩三郎が伝えた資料たち」
会場:明治学院歴史資料館展示室(明治学院記念館1階)
第一期:2025年9月1日(月) 〜 11月3日(月)
第二期:2025年11月11日(火)~ 12月22日(月)
第三期:2026年2月16日(月)~4月28日(火)※予定
開室日時:月曜日 〜 金曜日 9時 〜16時
休室日:土曜日、日曜日、国民の休日、年末年始、学院の定める休日 ※開室情報は展示室開室カレンダーをご確認ください。
